石灰硫黄合剤
春からの病害虫に備えて、盆栽の冬期消毒で石灰硫黄合剤の散布を行いました。
この時期に消毒しておくと、カイガラムシや葉ふるい病などの予防にも効果が期待できます。
盆栽の休眠期のこの時期、石灰硫黄合剤は気温が低いと高濃度でも薬害が出にくく10~30倍で散布できます。
昨年はマツが一部病気になってしまい、対応が後手後手になってしまったので、今年はしっかりと消毒します。
石灰硫黄合剤を10倍に希釈します。
薬剤が鉢に付くと取れづらく、用土の中の根にもあまりかけたくないので新聞紙でカバーします。全部やっているとかなり時間がかかるので、駄鉢や素材の盆栽などは散布後すぐに鉢を水で流します。
小さい盆栽はバケツに作った薬剤に、逆さに持って頭からドブ浸けします。鉢は浸かないぎりぎりまで浸けます。大きい盆栽にはできませんが、噴霧器よりもしっかり浸透します。
散布後 こんな感じで白くなります。
作業中、注意することは金属にかかると錆びるので、車や建物などに気を付けること。また硫黄の匂いで臭いです。
手袋、マスク、汚れてもいい服装で、風があまりなく晴れている日に作業できるといいですね。
全部の盆栽と盆栽棚付近の庭木に消毒が完了するのに、丸一日ちょっとかかりました。
結構疲れたけど、手間を惜しんではいけないです。
これでとりあえず一安心。