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カエデの師匠

2月も中旬になり暖かくなってきました。

最近の仕事は花壇の植栽やスロープの補修でコンクリートを打ったり、竹藪の伐採、剪定などをしています。

伐採の仕事が多かったのですが、藤のつるが木に絡みついていたり、つるを剥がさないといけない現場が続き悪戦苦闘しました。
 
 
 
最近の盆栽の作業は松の葉すかし、石灰硫黄合剤の消毒などやることがいっぱいあってなかなか追いつきません。

ピンセットで古葉と新葉を抜いて葉を4対残しにします。単純な作業ですが本数があって、やってもやっても終わりません。

 
今日は見積もりと材料の仕入れに行ってから、盆栽の愛好家の師匠のところへ行きました。

小品盆栽やカエデなどが得意な師匠です。

自分の父親に近い年齢で、けっこう毒舌で、はっきり言う人なので最初は怖いかと思っていましたが、盆栽の知識と経験が豊富で、細かいことまで惜しげもなく教えてくれます。

たまに通って数年になりますが、「俺が生きているうちに俺の知っとることは何でも教えたる」と言ってもらえます。

こんな人はなかなかいないです。ありがたいです。

今日はカエデの植え替えをしました。

鉢から抜いた状態 根がしっかりまわっています。

「お前がいいと思うまで根を捌いてみろ」

やってみて

「見せてみろ」

「まだまだ甘い、ここまでやるんや」

底の根は何も残らないぐらいペラペラに処理する。横に根を張らせるため。

表面の根は上に重なっている根は切り、絡んでいる根も八方に広がるようにほどいて伸ばします。

太くて長い根は先にしか細根が出ないので、短く切り詰めてそこから根を出させる。

カエデは樹勢が強い樹種なのでここまでできますが、モミジや他の雑木ではここまで根は捌きません。

用土をしっかりすき込んで、刻んだ水苔を乗せて水をたっぷりやって完了。
 

今日もありがとうございました!

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