急がば回れ
7月に入りました。剪定や草刈りの日々。
今年もやっぱり蜂に刺されました。アシナガバチの巣を2個見つけて駆除した後に別の場所で刺される。
気を付けていてもやはり刺されるときは刺される(-_-;)
6月中旬から7月中旬は黒松、赤松盆栽の芽切りの時期です。
芽切りとは春から伸びた新芽を、元から切り取って二番芽を吹かせることで、目的は芽数を増やし強い芽と弱い芽の力を平均化させることと、葉を観賞できる短い葉にすることです。
作業自体は簡単で新芽を元の古葉の上で切るだけです。
作業前
作業後
芽切り後、2週間ぐらいで二番芽が吹いてきます。芽切りによって枝の間延びを防いで、盆栽の樹のサイズに合った引き締まった短い葉に揃えることができます。
二番芽はその後3芽、4芽吹いたところを、向き大きさのいい2芽に整理します。
また芽切りには弱い芽以外を1回で切る一度芽切り。弱い芽から段階的に切る二度芽切り、三度芽切りがあります。弱い芽から順に1週間から10日ぐらい時間差で切ることで最終的な二番芽の長さを揃えます。
芽切りの適期は6~7月で、大物は6月、小品盆栽は7月ぐらいで葉を短くしたいものは遅めにします。
作業前
作業後
作業前
作業後
作業前
作業後
ただ何でも芽切りすればいいということではなく、芽切りするかどうかの判断が大切です。
昨年、芽切りした黒松。完成を急いで芽切りしましたが、本来なら昨年芽切りを休んで、樹勢を回復させて今年芽切りすれば、秋以降に改作できたかもしれません。
樹勢が悪いので、今年は芽切りを休んで樹勢を回復させます。樹の状態によっての判断ができていませんでした。
「急がば回れ」
何事も焦らずに、地道な作業の継続が大事ですね。