黒松針金かけ
先週はパートさんが新しく入ったり、長男が自動車の免許を取得しました。
今日は盆栽の黒松の作業について
黒松 入手時
数年前に持ち崩されてガレた状態でうちに来た黒松。荒れた幹肌の古さになかなかの魅力があります。
入手後、植え替えて樹勢回復に努め、今回初めて骨格作りの針金かけ整姿。
まず正面を決めて樹形作りの構想を考えます。この樹の場合2か所の正面が考えられます。
鉢を前方に傾けた位置
樹の迫力は出ますが、植え替えで根を収められるか、枝の使い方も難しいです。
もう1か所の候補
立ち上がりからの幹の動きを生かせる位置。こちらのほうがこの樹の良さを引き出せると思います。
枯れ枝は削って神にして、葉すかしをしてから針金をかけていきます。
最近特に意識しているのは先生から学んだ一枝一枝枝先まで自分の思いを込めて針金をかけていくということ。
針金は効いて樹の形が整えばどんなかけ方でもいいという考え方もありますが、かけた針金も美しくなければ鑑賞はできないと思います。
整姿後
まだ納得のいく針金かけができなかった部分もありますが、今回はここまで。
今はまだ骨格作りの段階で鑑賞できる状態ではないけど、今年は芽切りを休んで樹勢を回復させて、その後芽切り、鉢合わせを考えて
数年後に鑑賞できる樹にしていきたいと思います。
あと数日で娘の高校受験なので、家族全員コロナにだけは十分注意して過ごし、早くすっきりしたいです。